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健康経営

方針・基本的な考え方

ニチレイグループでは、2015年より「『働きがいの向上』は従業員の健康がベースにある」という考え方のもと、従業員の健康の保持・増進を経営課題として位置づけ、ニチレイ健康推進センターが中心となり取り組みを推進しています。

ニチレイグループ健康宣言

ニチレイグループ健康経営の目的

健康保持・増進による従業員パフォーマンス向上

株式会社ニチレイ 経営企画部, 株式会社ニチレイ 品質保証部, 株式会社ニチレイ 技術戦略企画部, 株式会社ニチレイ 経営監査部, 株式会社ニチレイ 事業経営支援部, 株式会社ニチレイ 法務部, 株式会社ニチレイ 人事総務部, 株式会社ニチレイ 財務IR部, 株式会社ニチレイ 経理部, 株式会社ニチレイ サスティナビリティ推進部, 株式会社ニチレイフーズ, 株式会社ニチレイフレッシュ, 株式会社ニチレイロジグループ本社, 株式会社ニチレイバイオサイエンス, 株式会社日立フーズ&ロジスティクスシステムズ, 株式会社ニチレイビジネスパートナーズ

マネジメント体制

2015年度に健康経営の専任部署として人事総務部内に「健康推進グループ」を新設し、2016年度には、「ニチレイグループ健康宣言」および「グループ健康管理基準」を制定しました。この宣言を社内外に発信するとともに、持株会社に最高健康推進責任者、グループ内の各事業会社に健康推進責任者・担当者を任命し、健康管理を進めています。2018年4月には、グループ全体に方針の周知徹底並びに迅速な施策推進を図るため、「健康推進グループ」を「ニチレイ健康推進センター」に改組しました。


  • ニチレイ健康推進センターの従業員
健康経営推進イメージ

2030年に実現したい未来の姿に向けて、健康経営各施策におけるPDCAサイクルを迅速に回し、健康づくりの取組みを推進していきます。

健康経営推進イメージ

ニチレイグループ健康経営戦略マップ

健康経営で解決したい経営課題を「ニチレイグループ健康宣言の具現化」とし、「『おいしい瞬間を届ける』担い手である従業員が年齢・性別に関わらず常に心身共に健康でイキイキと働いている」ことをめざしています。

ニチレイグループ健康経営戦略マップ

株式会社ニチレイ 経営企画部, 株式会社ニチレイ 品質保証部, 株式会社ニチレイ 技術戦略企画部, 株式会社ニチレイ 経営監査部, 株式会社ニチレイ 事業経営支援部, 株式会社ニチレイ 法務部, 株式会社ニチレイ 人事総務部, 株式会社ニチレイ 財務IR部, 株式会社ニチレイ 経理部, 株式会社ニチレイ サスティナビリティ推進部, 株式会社ニチレイフーズ, 株式会社ニチレイフレッシュ, 株式会社ニチレイロジグループ本社, 株式会社ニチレイバイオサイエンス, 株式会社日立フーズ&ロジスティクスシステムズ, 株式会社ニチレイビジネスパートナーズ

取り組みの状況

健康経営に向けた取り組み

健康保持・増進による従業員のパフォーマンス向上

定期健康診断では、結核の早期発見のためのレントゲン検診や各種がん検診を実施し、産業保健スタッフによる事後措置の徹底をしています。また、健康診断時の健康啓発活動やストレスチェックの実施、ニチレイフーズの冷凍健康管理食「きくばりごぜんTM」を活用した従業員向けの体験型健康支援プログラム「ニチレイ健康塾」などのさまざまな健康増進施策を展開しています。小規模事業場や海外勤務者については、ICTの活用による遠隔面談を行っています。
食と健康を支える企業として、自社の従業員が、年齢・性別にかかわらず常に心身ともに健康で生き生きと働いている状態を目指しています。アブセンティーイズム・プレゼンティーイズムを低減させる取り組みとして、産業保健体制の整備、ヘルスリテラシー教育、治療と仕事の両立支援を進めています。こうした取り組みが評価され、ニチレイは経済産業省と東京証券取引所より「健康経営銘柄2023」に選定されました。2020年度、2021年度に続く3回目となります。また、 7年連続で「健康経営優良法人(ホワイト500)」に認定されました。

  2022年度実績 2024年度目標 2030年度目標
アブセンティーイズム※1 3.6日 2.6日 1.0日
プレゼンティーイズム※2 79% 85% 90%
  • ※1心身の体調不良が原因により業務自体が行えない日数。経済産業省が公開している日本企業平均2.6日
  • ※2通常発揮できるパフォーマンスのレベルを100%とした場合の、現在のパフォーマンスレベル。東大1項目(SPQ)平均85%
健康管理と事後措置の徹底

2018年度以降、従業員の健康診断受診率は100%を達成しています。また、現役死亡0を目指して事後措置の徹底に注力し、産業医判定に基づいて保健師がメールやオンラインツールなどを使った面談指導を実施しています。特に就業制限検討値該当者へは、就業規則の改正を踏まえ、定期的な治療確認を必須とし、支援を強化しています。

  • 健康管理と事後措置の徹底
海外勤務者の健康管理

国内勤務者と同様の健康管理支援が受けられるよう取り組みを強化しています。

海外赴任者への保健師面談

海外勤務者の健康保持増進のため、Teamsを用いたオンラインによる保健師面談を実施しています。赴任前・帰任時面談に加え、2022年度より赴任中の面談(年1回)も開始し、不調者の早期発見・支援のほか、海外勤務ならではの健康課題の把握に努めています。2022年度は、ご本人からの健康相談の希望や上長からの依頼も含め、約100名に保健師面談を実施しました。


  • オンライン保健師面談の様子
メンタルヘルス

ストレスチェックを起点とした「メンタルヘルス総合対策」に取り組み、メンタルヘルス不調への対応だけでなく、職場でのコミュニケーションの活性化等を含めた心の健康づくりを推進します。

  • 心の健康づくりの推進

2023年度よりニチレイグループのメンタルヘルス教育をセミナーから研修に格上げし、対策を強化しています。
ニチレイグループの高ストレス者率は高い状態が続いており、職場を取り巻く環境も変化する中、役職者がメンタルヘル ス不調者に接する機会も多くなっています。そのため、職場の要となる役職者のメンタルヘルスに関するスキルを向上させていくとともに、負荷のかかりやすい自身のメンタルヘルスも大切にしてもらうため、2023年度よりラインケア研修を「COCOサポ育成制度」とし、役職者必須受講の研修としました。

  • ラインケア研修(COCOサポ育成制度)
産業保健体制の整備

全国どこの事業場においても同レベルの健康推進サービスを従業員に提供することを目的に、エリアへ保健師の配置を進めており、2021年度までに、東北、関西、九州に配置を完了しました。2022年度は、首都圏地区の大規模事業場である13事業場へ健康推進センター保健師が訪問を開始しました。活動内容は、個別支援では、重症化予防として、健診事後措置D判定者の面談、メンタルのフォローアップとして、高ストレス者や復帰復職者への対応、並びに、生活習慣改善や卒煙などの保健指導を行っています。組織支援では、健康教育として、事業場の健康課題に即した健康塾エリア開催や職場巡視等を行っています。

  • 産業保健体制の整備
  • 表
ヘルスリテラシーの向上
ー「ニチレイ健康塾」の開催ー

生活習慣病予防や健康づくりの機会を提供するため2016年度より体験型健康支援プログラム「ニチレイ健康塾」を定期的に開催しています。重要課題の「血圧」「血糖」「脂質」をテーマに、病態生理編、食事編、運動編の各パートをそれぞれのスペシャリストから解説、柔軟性テストやクイズといった体験学習もあり、楽しみながら理解を深めることができます。特別編として、「交代勤務・深夜業の食事セミナー」「睡眠」「メンタルヘルス」など様々なテーマで、健康増進や生産性向上に繋がるセミナーも開催しており、各セミナーでは参加者の92%以上が「有益であった」とアンケートで回答されました。コロナ禍において、2020年度よりオンラインに切り替え、2021年度からは、より多くの従業員が参加できるよう毎月開催しています。2022年度末までにのべ5,725名が参加しました。2022年度の健診結果では、糖尿病管理不良者率は1.8%から1.3% に低下、高血圧コントロール良好者率は40.6%から47.6%に改善しました。
さらに、ステークホルダーの皆さまを含む「社会全体の健康増進」に貢献するため、グループの枠を超えて健康課題への取り組みを進めていくことをめざして、「ニチレイ健康塾」への従業員の家族や取引先様からの参加も広く募っています。


  • 体験型健康支援プログラム ニチレイ健康塾
  • メンタルヘルス社内セミナー
ー治療と仕事の両立支援ー

ニチレイグループ従業員が、長期間にわたる治療を必要とする疾患に罹患した場合に、離職せず安心して治療と仕事を両立できる職場環境が整っていることを目指して、「両立相談」「教育啓発」「各社連携」の3本柱で施策を進めています。
「両立相談」では、年1回、保健師とつながりのある罹患者の方に声がけし、施策に対する意見要望をヒアリングしています。また、2023年5月から「みんなのつぶやき部屋」という従業員の心の声を集めるウェブアンケートの運用を開始しました。
「教育啓発」では、2022年度に3回の講演会を開催しました。

2022年 7月 ヒューリック保険サービス(株)石井健一氏  がんに関する知識とお金と仕事の話 20名参加
2022年10月 統括産業医 関川高志先生 がん治療の現状 24名参加
2023年 2月 よつばの会 原千晶氏 大切にしたい自分の体 46名参加

がんをはじめとした病気を自分事として捉え、正しく知り、よりよい職場環境について考える機会を提供しています。
2023年度は4回開催する予定です。
そのほかにも、社内掲示板などにより正しく、信頼できる情報発信を心がけています。

  • 治療と仕事の両立支援の画像
    「みんなのつぶやき部屋」は、治療と仕事の両立について従業員の心の声をつづる場です。
ー女性の健康づくりー

「女性の健康づくり」の施策を推進するため、2022年1月に全従業員へアンケートを実施。その結果から「女性特有の健康課題で困っている」女性従業員と「困っていることに気づいていない」男性管理職が多数いることが分かりました。その結果をもとに従業員のヘルスリテラシー向上のためにセミナーの継続開催を行っています。2023年度にはオンライン診療(月経・更年期)を本格導入して体調不良改善による生産性向上の可視化を進めています。

体制整備:女性の健康づくり 方針

  • 女性の健康づくり 方針

教育・啓発:セミナーの定期開催

<オンラインセミナー>
月経編 2022年7月20日開催 30名参加
更年期編 2022年7月26日開催 62名参加
産婦人科医宋美玄先生によるセミナー 2023年3月8日開催 84名参加

  • 女性のカラダ基礎知識セミナー
  • 更年期の基礎知識セミナー
  • 女性の健康づくりeラーニング受講案内

支援:月経・更年期オンライン診療プログラム

  • ルナルナオフィス 月経プログラムとは
  • ルナルナオフィス 更年期プログラムとは
ー受動喫煙防止対策ー

2022年4月より就業時間内禁煙を開始、2023年3月末に屋内喫煙室を廃止しました。
全従業員へ受動喫煙対策e-ラーニングを実施し、教育啓発に取り組んでいます。
また、希望者へはニチレイ健康保険組合による卒煙プログラムを提供し、卒煙支援に取り組んでいます。

  • 受動喫煙防止対策の図1
  • 受動喫煙防止対策の図2
ー「ニチレイ健康白書」「ニチレイグループ健康経営ガイドブック」の発行ー

従業員一人ひとりが健康意識を高め、主体的に健康増進に取り組む環境づくりをめざして健康白書、健康経営ガイドブック(国内全従業員対象、2020年7月初版、2022年10月第二版)を発行しています。

  • 「ニチレイ健康白書」、「ニチレイグループ健康経営ガイドブック」の発行
  • 「ニチレイ健康白書」、「ニチレイグループ健康経営ガイドブック」の発行
株式会社ニチレイ 経営企画部, 株式会社ニチレイ 品質保証部, 株式会社ニチレイ 技術戦略企画部, 株式会社ニチレイ 経営監査部, 株式会社ニチレイ 事業経営支援部, 株式会社ニチレイ 法務部, 株式会社ニチレイ 人事総務部, 株式会社ニチレイ 財務IR部, 株式会社ニチレイ 経理部, 株式会社ニチレイ サスティナビリティ推進部, 株式会社ニチレイフーズ, 株式会社ニチレイフレッシュ, 株式会社ニチレイロジグループ本社, 株式会社ニチレイバイオサイエンス, 株式会社日立フーズ&ロジスティクスシステムズ, 株式会社ニチレイビジネスパートナーズ