Nichirei Group Materiality ニチレイグループの重要事項(マテリアリティ)

重要事項(マテリアリティ)

長期経営目標(2030年の姿)

株式会社ニチレイ 経営企画部, 株式会社ニチレイ 品質保証部, 株式会社ニチレイ 技術戦略企画部, 株式会社ニチレイ 経営監査部, 株式会社ニチレイ 事業経営支援部, 株式会社ニチレイ 法務部, 株式会社ニチレイ 人事総務部, 株式会社ニチレイ 財務IR部, 株式会社ニチレイ 経理部, 株式会社ニチレイ サスティナビリティ推進部, 株式会社ニチレイフーズ, 株式会社ニチレイフレッシュ, 株式会社ニチレイロジグループ本社, 株式会社ニチレイバイオサイエンス, 株式会社日立フーズ&ロジスティクスシステムズ, 株式会社ニチレイビジネスパートナーズ

重要事項(マテリアリティ)

ニチレイグループは長期経営目標「2030年の姿」の実現に向け、2020年に5つのグループ重要事項(マテリアリティ)を特定し、それぞれについてのありたい姿を設定しています。マテリアリティを遂行し、社会課題の解決と事業成長を両立するサステナビリティ経営を推進しています。

食と健康を支える広い領域で事業を展開するニチレイグループの強みを活かし、
以下の5つの重要事項(マテリアリティ)に取り組みます
グループ重要事項(マテリアリティ) 2030年のありたい姿 グループ施策 2030年度 グループ目標
(KPI)
貢献するSDGsの
ゴールとターゲット
1 食と健康における新たな価値の創造※1 食と健康における既存領域を超えた挑戦により、新たな市場や顧客価値を創造する 素材や冷力の可能性を見出し、食を通じて地球の未来と人々の“こころ”と“からだ”の健康に貢献している
  • 健康や地球環境、多様化する顧客価値探索に対するR&Dおよびマーケティングへの資源配分
  • 人々の“こころ”と“からだ”の健康や地球環境に対応した商品・サービスの開発および情報発信
  • 新たな領域で価値を創出・育成する仕組みをつくり、イノベーション活動を推進
  • 人々の“こころ”と“からだ”の健康や地球環境に対して付加価値を生み出す商品・サービスの売上高1,400億円
  • 人々の豊かな食生活と健康につながる情報提供 延べ2億人/年
2 食品加工・生産技術力の強化と低温物流サービスの高度化 食品の加工・生産、低温物流で培ったコアコンピタンスをさらに磨き上げ、グローバル市場において、社会課題の解決と競争優位性による収益力向上を実現する 主力事業への経営資源集中により、キャッシュ創出力が一段と向上している。 加工食品・低温物流事業における積極的な設備投資を通じた能力増強・業務革新・環境負荷軽減・基盤整備などの推進
  • EBITDAマージン12%
  • EBITDA年成長率7%以上
海外事業が新たな収益の柱となっている。 グローバル人財の確保・育成やパートナー企業の開拓、M&Aなどを通じた海外展開の加速
  • 海外売上高比率30%
3 持続可能な食の調達と循環型社会の実現 事業の基盤であるサプライチェーンに関わるさまざまな 社会課題を解決し、持続可能な食の調達と循環型社会の実現に貢献する すべての原料・素材をニチレイグループサプライヤー行動規範・ガイドラインに準拠したサプライヤーやパートナー企業から調達している。 人権や環境に配慮したサプライチェーンの構築と デューデリジェンスに取り組む
  • ニチレイグループサプライヤー行動規範・ガイドラインに準拠したサプライヤーやOEM先からの調達率100%
  • 主要原材料と重要サプライヤーへのESGデューデリジェンス実施率100%
新たなビジネスモデルの創出などにより、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を推進している。 持続可能な資源調達やサーキュラーエコノミーの実現に取り組む
  • サーキュラーエコノミーの実現に向けたSDGs教育プログラムの受講率100%(全従業員)
  • 全拠点における廃棄物リサイクル率99%
  • 水産事業における水産物の持続可能な水産物調達ガイドラインに準じた調達率100%※2
  • うち、MSC・ASC認証品等のグローバル水産物認証品比率50%※2
  • 持続可能なパーム油(RSPO認証油)の調達比率100%※2
自然資本へのリスクを把握し、生物多様性や水資源に関するレジリエンスが向上している。 生態系に配慮した事業活動を通じ、生物多様性と水資源の保全に取り組む
  • 高リスク拠点での水使用量の削減に取り組み、水保全活動を推進する※3
  • 自社拠点における動植物の種の保存を含む、生物多様性の回復活動に取り組む※3
4 気候変動への取り組み 気候変動の影響を大きく受ける 食品・物流企業として、サプライチェーン全体での温暖化対策やエネルギー削減を ステークホルダーとともに取り組む 2050年のカーボンニュートラルの実現を目指し、グループ国内外におけるCO₂排出量削減の取り組みが進んでいる。 食品工場・物流センターにおける原単位での CO₂排出量削減や再生可能エネルギーの活用を推進するとともに、TCFDの提言に基づく情報開示を行う
  • CO₂排出量42%削減(2022年度比、国内・海外Scope1, 2)※4
  • CO₂排出量25%削減(2022年度比、国内・海外Scope3)※4
  • CO₂排出量56%削減(2015年度比、国内Scope1, 2)※5
地球温暖化への取り組みとして生産・物流設備の脱フロン化が進展している。
  • 国内におけるすべての冷凍・冷蔵設備の自然冷媒への置き換え
  • 海外における実態の把握を通じた自然冷媒への置き換え
  • 自然冷媒化率
    生産設備(国内)100%
    低温物流関係(海外を含む)75%
5 多様な人財の確保と育成 持続可能な成長を実現するため、多様な人財を確保・育成するとともに、包摂的な企業風土を醸成する さまざまな個性や能力を持った多様な人財が、それぞれの力を最大限に発揮することで働きがいが向上し、グループの持続可能な成長を支えている。
  • 施策の効果をモニタリングするグループ共通の従業員エンゲージメントサーベイの実施
  • グループ従業員がそれぞれのキャリア観などに応じた働き方を選択でき、かつ、生産性向上に寄与する人事制度
  • ルールの整備と活用支援
  • 従業員エンゲージメントスコア 80pt※6
  • 女性取締役・監査役比率(持株会社)30%以上
  • 女性管理職比率(持株会社)30%
  • 従業員一人ひとりが働きがいを感じ、健康で生き生きと働ける職場環境や企業文化づくりに向けたコミュニケーション活動の推進と公平な学びの機会の提供
  • 人財投資額 20億円※6
  • ※1マテリアリティ1の「食と健康における新たな価値の創造」は、2023年7月18日のニチレイ取締役会において、マテリアリティ、2030年のありたい姿、グループ施策、2030年度グループ目標・KPIを見直しました。
  • ※2マテリアリティ3の「持続可能な食の調達と循環型社会の実現」では、2023年4月に、当社グループの事業活動を支える重要な食資源である水産物とパーム油に関する調達ガイドラインを制定し、グループ目標・KPIを追加しました。
  • ※3マテリアリティ3の「持続可能な食の調達と循環型社会の実現」は、2024年4月16日のニチレイ取締役会において、水資源と生物多様性に関する2030年のありたい姿、2030年度グループ目標・KPIを一部改定および追加しました。
  • ※4マテリアリティ4の「気候変動への取り組み」は、2023年11月21日の取締役会においてCO₂排出量削減に関する2024年度目標及び2030年度目標の見直しを行いました。
    2024年度目標を2015年度比30%から3%ポイント上方修正しました。CO₂排出量削減の対象範囲を拡張し、新たな2030年度グループ目標を追加しました。
  • ※5国内Scope1,2の2030年度目標を2022年度比△42%とした場合の2015年度比の削減率となります。
  • ※6マテリアリティ5の「多様な人財の確保と育成」は、2024年5月21日のニチレイ取締役会において、従業員エンゲージメントスコアに関するグループ目標・KPIを追加、人財投資額の2024年度目標及び2030年度目標の見直しを行いました。
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